EmDash には組み込みの MCP サーバーがあり、AI アシスタントがサイトのコンテンツを直接操作できます。Claude や ChatGPT などに、記事の下書き、ページ更新、メディア管理、コンテンツ検索などを自然言語で依頼できます。
MCP サーバーを有効にする
MCP サーバーは既定で無効です。Astro の設定で有効にします。
emdash({
mcp: true,
})
セットアップ
サイトの MCP サーバー URL は次のとおりです。
https://example.com/_emdash/api/mcp
example.com を自分のドメインに置き換えてください。ローカル開発では http://localhost:4321/_emdash/api/mcp を使います。
Claude
claude.ai で追加したコネクタは、Web アプリと Claude Desktop の両方で使えます。
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Add custom connector をクリック
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サイトの MCP サーバー URL を入力
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Add をクリック — ブラウザが開き、ログインしてアクセスを承認
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新しい会話を始め、入力欄の + → Connectors でサイトをオンにする
Team / Enterprise では、オーナーが先に Admin Settings > Connectors からコネクタを追加します。メンバーは各自の設定から接続します。
ChatGPT
ChatGPT は Pro、Business、Enterprise で MCP サーバーをサポートします。
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Settings > Apps & Connectors > Advanced settings で Developer Mode を有効にする
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Settings > Connectors > Create を開く
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名前、説明、サイトの MCP サーバー URL を入力
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Create をクリック
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会話画面でコンポーザー付近の + → More からコネクタを選ぶ
できること
接続後は、次のような操作を自然言語で依頼できます。ツール名を覚える必要はありません。
コンテンツ
- 一覧・閲覧 — 「最新のブログ記事を10件見せて」「下書きのページを全部」
- 読む — 「hello-world の記事を取って要約して」
- 作成 — 「夏季セールの新規ブログ記事を書いて」「About 用の下書きページを作って」
- 編集 — 「料金ページに新プランを追記して」「FAQ の誤字を直して」
- 公開・予約 — 「夏季セールの記事を公開」「6月1日9時に告知を予約」
- 版の比較 — 「ホームが前回公開からどう変わったか見せて」
- 下書き管理 — 「about の下書き変更を捨てて」「ニュースレターテンプレを複製」
- 翻訳 — 「ウェルカム記事にどの言語の翻訳がある?」(i18n 有効時)
メディア
- 一覧 — 「アップロードした画像を全部」「メディアライブラリの PDF」
- 詳細 — 「このメディアの詳細を」
- メタデータ — 「ヒーロー画像の alt を Mountain sunset に」
- 削除 — 「古いバナー画像を削除」
検索
- 検索 — 「accessibility って書いてある記事を」「TypeScript について全コレクションから」
タクソノミー
- 参照 — 「カテゴリを全部」「タグを見せて」
- 作成 — 「tutorials タグを追加」「Engineering の下に Frontend サブカテゴリを」
メニュー
- 表示 — 「メインナビのメニューを」「フッターメニューの中身は?」
スキーマ(管理者のみ)
- 確認 — 「どんなコレクションがある?」「posts のフィールドは?」
- 作成 — 「testimonials コレクションを name と quote で作って」
- 変更 — 「posts に featured の真偽フィールドを追加」
リビジョン
- 履歴 — 「この記事のリビジョン履歴」
- 復元 — 「この記事を前の版に戻して」
権限
AI ツールでできることは EmDash のロールに依存します。AI は管理画面と同じ権限で動きます。
| ロール | AI ができること |
|---|---|
| Admin | スキーマ変更を含むすべて |
| Editor | コンテンツ・メディア・タクソノミー・メニュー。スキーマの参照可。 |
| Author | 自分のコンテンツとメディア |
| Contributor | 自分のコンテンツ(公開不可)とメディア |
権限のない操作をすると、AI が知らせます。
ヒント
- コレクション名をはっきり。 複数コレクションがあるなら「ブログ記事を作って」のように。
- 先にスキーマを聞く。 フィールドが分からなければ「posts のフィールドは?」と聞いてから作成・編集。
- 公開前に確認。 下書きで作らせ、管理画面で確認してから公開を依頼するか、自分で公開。
- 比較でレビュー。 公開前に「この記事の公開版と下書きを比較して」で差分を確認。
- リッチテキストは Portable Text。 AI でも書けるが、複雑な体裁は管理エディタが向いている。
開発者向け
MCP のエンドポイント、認証、OAuth ディスカバリ、ツール引数、エラー処理は MCP サーバー リファレンス にあります。